モーターファンフェスタとのコラボ開催で、2022年から始まったレイズファンミーティング。各ブランドの最新ホイールを履いたデモカーの展示やオリジナルグッズの販売だけでなく、レイズホイールを愛するユーザーが自慢の履きこなしを披露する場として盛り上がりを見せている。さて、3回目の開催となった今回もスポーツカーからセダン、ミニバンに至るまで、エントリー後の書類選考を通過した多彩な車種が富士スピードウェイのP7を埋め尽くした。それでは早速、レイズファンこだわりの足元をチェックしていこう。

プリメーラ[P11]

ボルクレーシング・ツーリングエボリューション(FR17×9J+40)+シバタイヤR23(FR215/40R17)

これまで経験がなかったセダンでのカスタムを模索する中で、JTCCのレーシングカーに魅せられてプリメーラを購入した阿部さん。

当然、マッチングするのはJTCCのレーシングホイールからストリートにフィードバックされたツーリングエボリューションと決めていたが、5Hのみのラインアップに対してP11プリメーラは4H。他車ハブ流用での5H化やフェンダー処理も加えて、オンリーワンの履きこなしを実現した。

なお、ネットを駆使して入手したホイールは、ボディカラーとのバランスを考慮してライトシルバーでコンディションアップ。黒でアレンジしたセンターパートのストロボラインも含めてモノトーン仕上げのスタイリングを意識し、ストリートとレーシーさを融合させている。

インプレッサWRX STI[GVB]

ボルクレーシングTE37SL(FR18×11J+18)+ポテンザRE-71RS(FR265/35R18)

ウインドウ越しに主張するロールケージ、TE37SLとハイグリップラジアルを組み合わせた足元が印象的なGVBは、サーキット走行と置きイベントの両立を目指して仕上げられたリアル・トラックスタンスだ。

ちなみに、11Jをマッチングした足元はストックボディの美しさをキープするため、純正風に叩き出したフェンダーや調整式アームを駆使してセットアップ。フロント5.5度、リヤ4.5度のキャンバーでホイールありきの履きこなしに仕上げているものの、ブーストアップ仕様で富士1分55秒台をマークする。

WRX S4 tS[VAG]

ボルクレーシングTE037(FR:9.5Jプラス45×19インチ&シバタイヤR23(FR:255/35R19)

BBSの限定19インチホイールも含めて、STIのコンプリートモデルとなるtSのアダルトスポーティさを楽しんでいた森村さんだったが、鍛造ホイールならではの攻めた機能美を誇るTE037に一目惚れ。レーシーな足元に相応しいエクステリアを目指して、TE037のウエイトレスホールに通じるダクトワークを主体に、スタイリングのブラッシュアップを進めてきたそうだ。

なお、フェイスにオリジナリティを放つグリルフォグは、ニュルで戦うレーシングカーをヒントにしたもの。今回は取り外していたが、フォグ移設によってスペースができた左右開口部からブレーキダクトを取り回している。