ターボエンジン&ボディ剛性を考慮してセッティング!

HKSが展開するハイパーマックス車高調シリーズの中でも、ストリートでの上質な“走り心地”を追求したモデル「ハイパーマックスS」。そのラインナップに、新型ヴェルファイア(TAHA40W)とヴェルファイアハイブリッド(AAHH40W)用がついに加わった。

ハイパーマックスSのコア技術は、やはりバルブシステムだろう。ピストンスピードが遅い微低速域からしっかりと減衰力を立ち上げ、逆にハイスピード域では過度な減衰をカットするという独自のPVS(プリロードバルブシステム)をデュアル化して投入。これにより、路面の凹凸による過振動をしっかりと吸収しながら要所はキッチリと抑える絶品の乗り心地を実現した。

減衰力調整機構においてオイルの流量を決めるニードルも、調整範囲の大きなワイドレンジタイプを投入。30段の減衰力調整機構に変わりはないが、ダイヤルを回した際の変化量は従来モデルよりも大きくなっている。特にソフト方向のセッティング幅が広げられているので、街中でのコンフォート性能はこれまでのモデルでは味わえないほどのものとなった。

アッパーマウントは前後ともに強化ゴム仕様で、スプリングレートはフロント7kg/mm、リヤ10kg/mmの設定。車高調整範囲はフロントが純正プラマイ0mm〜マイナス59mm、リヤが純正プラマイ0mm〜マイナス51mmとなる。価格は39万6000円だ。