1968年の発売以降、世界中に熱狂的なコレクターを抱える最強のミニカーシリーズとして君臨し続ける“ホットウィール”。この製品の日本展開を一手に引き受ける“マテル”から、2023年10月発売の新作が一斉発表された。それぞれをチェックしていこう。

'82 トヨタ スープラ(400円)

2代目セリカの上位機種として発売されたセリカXX。国外ではスープラとして人気を博したこのモデルが製品化された。今回のモデルは片目開き(ウィンク)のヘッドライト、エアロパーツやオーバーフェンダー、リヤクウォーターウィンドウのルーバー、大型オイルクーラー、初代セリカ風エンジンダクトなど、日本の街道レーサーにインスパイアされたモディファイを楽しむことができる。

シビック カスタム(400円)

チューニングベースとして北米市場でも根強い人気のEG系(5代目)シビックも登場。今回製品化されたのはドラッグ仕様で、ビッグパワーを伝えるべくワイド化されたフロントタイヤやそれを納めるワイドフェンダー、バンパーから覗くタービンなど迫力満点の作り込みだ。

1956 コルベット(400円)

初代コルベットの中でもV8エンジンを標準搭載とした1956年型がモデル。しかしながら、今回の製品化に当たってはノーマルの1956年型ではなく映画「バービー」に登場するEV仕様をモデルとしており、本来存在しないはずのリヤシートも再現された。

マツダ 787B(400円)

日本車唯一のル・マン24時間レース優勝車として、その栄誉が称えられ続けてきた名車マツダ787B。そのフォルムこそ実車を忠実に再現しているが、ホットウィールオリジナルのグラフィックを纏うことにより、モダンなイメージを発揮したミニカーに仕立てられている。

BMW 507(400円)

専用設計の車体や専用チューニングのエンジンなど膨大な開発費と製造コストから、わずか252台という生産台数にとどまった超レア車「BMW 507」がホットウィールから登場。ラインナップの中にはカスタム仕様も多いホットウィールだが、より忠実な造形とカラーリングで実車らしいスタイリングを追求している。

三菱 パジェロ エボリューション(400円)

鉄板RVモデルとして人気を博した三菱パジェロ。そのパリダカ参戦用ホモロゲーションモデルとして製作されたパジェロエボリューションがホットウィールとして登場。エアロダイナミクスとスタビリティを追求したワイドボディ、ウイング類のほかラリーアートロゴも配し、往年の三菱ファンも楽しめる仕様だ。

ポルシェ 911 GT3(400円)

911シリーズの最新モデル「992」のGT3を製品化。外観上の特徴として挙げられるスワンネックタイプのウイングなど細かい特徴まで楽しむことができる。

日産 マキシマ ドリフトカー(400円)

日本では6代目ブルーバードとして発売された910型をベースに、北米日産の最上級車として販売されたのが初代マキシマ。今回はその中でもステーションワゴンをベースにエンジンをRB26DETTにスワップ。外装もワイドボディ化されたドリ車仕様を製品化。ホイールも往年のスーパーアドバンを思わせる仕様だ。

ホンダ スーパーカブ カスタム(400円)

世界中にファンを抱える二輪界の金字塔モデル「スーパーカブ」がホットウィールとして登場。日本で最もメジャーな原付ではなく、125ccエンジンを搭載するC125がモデルだ。ホンダロゴがプリントされたキャリアだけでなく、キックスタンドも備えており、自立できる仕様となる。

'70 ダッジ・チャージャー(400円)

映画『ワイルド・スピード』シリーズで登場する黒の’70年型チャージャーを製品化。コークボトルシェイプと呼ばれる流麗なスタイルに加えて、劇中車同様のボンネットから突き出したスーパーチャージャーなども再現された。

【関連リンク】
ホットウィール公式HP(マテルサイト内)
https://mattel.co.jp/toys/hot_wheels/