1/13 会場レポート Part 3

Kカー/コンパクトカー部門は初出展のOEP222が「G-mini」で最優秀賞

2019/01/13

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東京国際カスタムカーコンテスト 2019 Kカー/コンパクトカー部門 最優秀賞
車両名 G-mini
出展者名 OEP222

Kカー/コンパクトカー部門ではオカダ・エンタープライズ(出展名はOEP222)の「G-mini」が見事、最優秀賞に輝きました。
オカダ・エンタープライズは愛知県の三河安城市に本拠を構えるドレスアップ&カスタマイズのプロショップ。「創業から21年目で、地元である名古屋のショーには10年ほど前から出展してきましたが、東京オートサロンに出展するのは今年が初めて」という代表の大空英二さんは、「いやぁ、アウェイ感が半端じゃなかったです」と話していました。

初出展するに際して新しいチャレンジとなったクルマがスズキの新型ジムニー。メルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲン、通称“ベンツG”に似たルックスはLiberty Walk(リバティ・ウォーク)とのコラボ。グリルのセンター部分にあるエンブレムが「リバティ・ウォークさんはLWの文字が入っていますが、うちのはOPEになっています」と大空さん。オーバーフェンダーに前後バンパーはシエラとの共用パーツで、4本出しのエキゾーストがリアビューの迫力をアップしています。

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「何が何やら分からないうちに時間が過ぎて行って、完成したのは搬入の3日前」という大空さんだが、クルマの製作よりも緊張したのは表彰式でコメントを求められたこと。「賞をもらったみたいですよ、と聞いていて、まぁ優秀賞だろうと思っていたら、最優秀賞でした。そこで一言しゃべることになったのですが、とても緊張しました」と苦笑する。

「東京オートサロンには、今回が初めての出展でしたが、最優秀賞をもらって感激しています。来年以降もクルマづくりを頑張って、名古屋だけでなく、東京でもホーム感を感じられるようになりたいです。素晴らしい賞をいただきありがとうございました」。

最優秀賞を獲ったけど、点数をつけるなら70点?

2019/01/13

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東京国際カスタムカーコンテスト 2019 ドレスアップカー部門 最優秀賞
車両名 NATS RX-STANCE
出展者名 NATS 日本自動車大学校

橋本智也さんを班長として、小泉友哉さん、海老原岳典さん、金子正和さん、高椋虎太朗さん、石川寛大さんの6名の班で製作してきたのがこのマツダRX-8をベースに、マツダのコンセプトカー「RX-VISION」にも似た一台に仕立てられています。

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橋本班長は「搬入日の朝、まだ磨きをやっていたくらいで、最後は本当に厳しかったです。でも搬入の時は、みんなテンション上がりまくりで疲れも吹っ飛んでいました。もし点数をつけるとしたら、70点くらいですかね。受賞はうれしいんですが、仕上がりとしてはまだまだな部分も多いんです。当初はヘッドライト上部にLEDのウインカーをつけるはずだったのですが、間に合わなくてウインカーをサイドフェンダーに移設しなければならなかったり、遠くから見ないとわかりませんが、左右のアンバランスなところだとか、細かなところがまだ詰め切れていないんです」と少々やり残した部分があることを嘆いていました。

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日本自動車大学校では、このあと、出展したカスタムカーすべてがこれから改造申請をして車検を取り、それぞれこのカスタム車に乗って卒業旅行に出かけるということです。

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車両の弱点を探るために、製作される一台?

2019/01/13

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東京国際カスタムカーコンテスト 2019 コンセプトカー部門 最優秀賞
車両名 HKS TRB-04
出展者名 株式会社エッチ・ケー・エス

スズキ・スイフトスポーツをベースにHKS MORTOR SPORT TEAMにより仕上げられたタイムアタックマシン。K14Cエンジンを搭載し、昨年末に筑波FFのベストタイムを更新した究極のFF車両となっています。

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エッチ・ケー・エスの水口大輔代表取締役社長は「筑波で最速のマシンを作るという目標を掲げ、昨年のこの場で発表し、1年かけてきちんとFF最速タイム57秒480を出すことができ、うれしく思っています。まず、純正部品がどこまで耐えられるかというアフターをやっている我々の観点からクルマを見て、ウィークポイントとなる部分を確認し、一つずつ潰してマシンを仕上げてきました。これからは、このマシンでの結果を反映させた商品を随時発表していきますし、お客様にHKSとしてトータルパッケージで提案をしていきたいと思っています。」

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あれ?2019年SUPER GT参戦のプリウスPHV GRですが、何か変です!?

2019/01/13

東京オートサロン2019初日の11日にレイズのブース(西2ホール)では、SUPER GT参戦の強豪チームであるaprが新型プリウスPHV GRを発表しました。レイズのホイールや装着車両が飾られる中、その中央に展示されています。

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aprはSUPER GTのGT300クラスで何度もタイトルを獲得する国内有数のコンストラクター(レースカー製造会社)です。昨シーズンに続き、今年も2台のプリウスPHV GR、30号車と31号車で参戦します。

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でも、このマシン、ちょっと変ですよ! 気が付きましたか?
右側から見ると、ゼッケンは30号車でメインスポンサーさんロゴが入って、ヨコハマタイヤを履いてます。

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でも、左側から見ると……。ゼッケンは31号車でメインスポンサーさんや一部のスポンサーロゴも違いますし、タイヤはブリヂストンですね!

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 1台展示ながら2台分のPRができる、ナイスアイディアです! さすがはアイディアマンとして知られるaprの金曽監督です!! もちろんホイールはどちら側もレイズの新型レーシングホイールを装着ということで、そこを食い入るように見る方もいました。

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往年のラリーカーのイメージをSUBARU/STIが提案

2019/01/13

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東京国際カスタムカーコンテスト 2019 セダン部門 最優秀賞
車両名 WRX STI Rally Concept
出展者名 SUBARU/STI

原点回帰をブースコンセプトに「PERFORMANCE」、「STI SPORT」、「CUSTOM」、「MOTORSPORT」の4領域にそれぞれ1台ずつコンセプトモデルを提案したSUBARU/STIブース。そのモータースポーツの領域で登場した「WRX STI Rally CONCEPT」がカスタムカーコンテスト・セダン部門最優秀賞を獲得した。

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この車両は、WRX STI TypeSをベースに、スバル往年のWRCカラーであるブルーのボディカラーにゴールドホイールという、これまでありそうでなかった、スバルの中で長らく触れられなかった一台。ラリーファンに向けた非常にわかりやすい提案が好評だったと言える。

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授賞式に登壇したSUBARU国内営業本部マーケティング推進部宣伝課の前田真吾主任は「コンセプトとしては、今のクルマでラリーコンセプトを作ったらという提案でした。近年東京オートサロンも以前のカスタムの祭典というところから脱却してブランドショーの位置づけにあると我々は考えており、そのショーのレベルもどんどん上がってきています。この場で我々SUBARUが同ブランドメッセージを発信していくか、そのブランドをしっかりと伝える場として提案したのが今回のブースです。特にラリーコンセプトはモータースポーツ領域に位置づけ、WRXにお乗りのお客様にモータースポーツカスタムはどうですか?という提案をしたいと思って作りました。このような賞をいただき、皆さまに受け入れられたのだと思っております。ありがとうございました!」