東京オートサロン2017 in 幕張メッセ 2017-01-13, 14, 15

YouTube 出展者 メディア ENGLISH

1/13 会場レポート Part 2

富士スピードウェイで女性レーサーのためのシリーズ始まる

2017/01/13

富士スピードウェイのブースで、この日発表されたのが「競争女子選手権(通称:KYOJO CUP)」なるシリーズ戦。
これは、SUPER GTのLEXUS TEAM TOM'Sのチーム監督であり、インタープロト・シリーズを設立するなど、国内外のモータースポーツ・シーンで活躍する関谷正徳氏がプロデュースする女子ドライバーだけで行なわれる、世界で初めてのシリーズ戦となります。

NS100232 Image1


この発表会には、プロデューサーの関谷正徳氏、そして女性ドライバーとして小山美姫選手、池島実紅選手の2名が登場した。そのレースのコンセプトは、女性のモータースポーツ参加を積極的に推進し、プロドライバーになりたいという女性レーサーの誕生をアシストするものだということです。

その実際のレースは、ウエストレーシングカーズが開発した、「VITA-01」をレース車両として使用。車両の最低車重は600kg以上の、軽量で高い運動性能と安全性を持つ車両となっています。エンジンにはトヨタ・ヴィッツRS用の1.5Lエンジンを搭載しています。レースは、オーナードライバーと女性ドライバーがマシンをシェアし、大会1日目にオーナードライバー(男女が参戦可能)による「オーナーズレース」、大会2日目に女性ドライバーが競う「競争女子選手権 KYOJO CUP」が行われることとなります。

大会初年度となる今シーズンのスケジュールは、第1戦:5月13日(土)~14日(日)、第2戦:9月16日(土)~17日(日)、第3戦:10月28日(土)~29日(日)の3戦となります。

NS100232 Image2


NS100232 Image3

ブリッドと童夢が生んだ税別120万円のレース用シートを体感できる

2017/01/13

NS100232 Image1


2016年12月に業務提携を行なった国産スポーツシートメーカーのブリッドと、レーシングコンストラクターの童夢。そのコラボレーションから生まれた最高級のレーシングバケットシート「ハイパー」が、東京オートサロン2017の会場でベールを脱ぎました。

NS100232 Image4


税抜価格120万円という高価格のシートは、FIA-GT3などのレーシングマシンでの使用を前提としてもので、最新の世界安全基準である「FIA8862-2009」をクリアしています。童夢の卓越した技術によりドライカーボンで作られたシート単体の重量は9.9kg、付属品をあわせても16.2kgと世界最軽量となっているのが特徴です。

また、このレーシングシートの特徴は「日本で作った、アジア人のためのバケットシート」という点です。発表会に登壇した、ブリッドのアドバイザーを務めるレーシングドライバーの織戸学さんは「欧州製のシートはアジア人に合わないことが多い。こうしてアジア人向けに設計されたシートが日本から発信されることは素晴らしい」とコメントしています。

NS100232 Image3


NS100232 Image2


レーシングシーとしては世界初となるアルミ製スライドレールも用意することで、耐久レースなど複数のドライバーが乗るようなシチュエーションにおいてもスライド量で調整することも可能で、スライドレールはアルミ削り出しによるもので、軽量・高強度に仕上がっています。

スライドレールブラケットの価格は26万円、クーリングダクトは2万8600円。ちなみに、ベンチレーション機能を持つレーシングシートは、世界で2例目ということです。夏場の耐久レースでは強い武器となることでしょう。

4年ぶりにオートサロンに出展したニットータイヤがニュータイヤを発表

2017/01/13

映画「ワイルドスピード」に登場したことで人気ブランドとして認知されるようになったニットータイヤが、「NITTO(ニットー)」ブランドの新製品を東京オートサロン2017の会場で発表しています。

NS100232 Image1


SUV向けのラグジュアリー低燃費タイヤ「NT421Q」は、カスタムプユーザーを考慮した17インチ~20インチのラインナップですが、シリカ配合ゴムの採用などにより転がり抵抗を低減した低燃費タイヤです。ウェット性能と耐摩耗性にも優れています。

ウルトラ・ハイ・パフォーマンスモデルとして人気の「NT555」の進化版となる「NT555G2」は、ハイパワーを受け止める優れたスポーツ性を高めています。ウェットグリップ性能や低燃費性能も向上させているというのも注目です。サイズは17インチ~20インチまでの31サイズをラインナップしています。

NS100232 Image2



発売開始は「ニットー」にちなみ2017年2月10日。いずれもオープン価格となっています。ちなみに、ニットータイヤの開発製造は東洋ゴム工業。同社の誇る「ナノバランステクノロジー」など最新技術により、ニットータイヤは作られているのです。

NS100232 Image3

史上最速のロードカー、ロータス・3-イレブン登場

2017/01/13

NS100232 Image1


ロータスカーズの日本正規販売輸入総代理店のエルシーアイが、東京オートサロンの会場で、1月13日から全国でロータス・3-イレブンの販売を開始したことを発表しました。

NS100232 Image2


3-イレブンは、2007年の東京オートサロン会場で発表された2-イレブンをさらに軽量化したもので、史上最速の量産車だということです。「ロード」と「レース」2つのバリエーションを持ち、価格はそれぞれ1495万8000円/2025万円(ともに税込み)となります。押し出し結合アルミシャシーに前後ダブルウィッシュボーンサスペンションを装備。2つのバージョンは416ps(ロード)と466ps(レース)と出力が異なるV6スーパーチャージャーエンジンを搭載します。乾燥重量はロードで925kg、レースで890kg。0→100km/h加速は3.4秒/3秒となります。

この会場でお披露目されたのはロードバージョンとなります。全世界で311台のみの限定生産となるもので、日本国内には、2017年の秋のデリバリー予定であるということです。この発表会では、他にも2017シーズンのロータスカップ・ジャパンの開催概要などが紹介されました。

NS100232 Image3


NS100232 Image4

D1GPチャンプ齋藤太吾、2017年コルベットで参戦する

2017/01/13

NS100232 Image1



日本で着実にブランド構築を進めてきているワンリータイヤが、2017年のモータースポーツ活動および日本での販売計画を発表しました。

発表会では、ワンリータイヤの頼 燕山(ライ ヤンシャン)総経理が登壇し、2016年を振り返りました。2016年のスタートは東京オートサロンへの初出展でした。そこから、中国タイヤメーカー初のD1GPタイトルスポンサー、そしてD1GPシリーズチャンピオンの獲得と目覚ましい活躍をし、さらに日本以外でも、中国、ロシア、フィリピンなどのドリフト大会で活躍し、大いに飛躍したことを解説。もちろんタイヤメーカーとしても新工場を稼働させており、今年は年間2200万本を生産するということです。

このワンリータイヤがグローバル戦略の中核として位置付ける日本国内での販売については、トレジャーワン・カンパニーが販売総代理店となり、店頭販売及びネット販売を展開していくということです。

NS100232 Image2



そして、ブースには、D1ドライバーで、ワンリータイヤを装着して2016年のD1GPタイトルを獲得した齋藤太吾選手が登場し、頼総経理とともにワンリータイヤ「SR390」を履く2017年のD1マシンを発表しました。
会場でアンヴェールされたそのマシンは、スノコ&モンスターカラーはそのまま、これまでのマークIIからシボレーコルベットに変わっていました。齋藤選手は「D1GPの連覇はもちろん、フォーミュラD USAにも出場してWタイトルを獲りたい」と抱負を述べていました。

NS100232 Image3

ヘラーから新しいブレーキパッドが登場

2017/01/13

ドイツはもちろん、イタリア、フランス車にも、ヘッドライトやラジエターなど純正採用が拡がっているドイツの自動車部品メーカーHella KGaA Hueck & Co.の日本法人ヘラージャパンは、オートサロンの会場で、記者発表を開催しました。

NS100232 Image1


ブースでは、ヘラーの開発マネージャーであるキアン・ニー氏から発表があり、そこでお披露目されたのが「シルベラミック ブレーキパッド」です。このブレーキパッド、これまでのものとは一線を画すもので、その特徴は、まず第一にダストが少ないこと。欧州車などフロントホイールがひどく汚れている車を目にすることがありますが、そのダストの発生を抑えてくれます。そしてもちろん、ノイズや振動を抑え、さらには利きも長持ちする長寿命であるという説明がありました。

制動力などのブレーキ性能は純正品と同等品質で、ホイールなどの汚れにつながるブレーキダストが出にくい低ダストのこのシルベラミックブレーキパッドは、2月中旬からヤナセなどで取り扱いが開始となります。

NS100232 Image2


NS100232 Image3